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| 長尾 |
大学時代は部活動で法律研究会に所属していました。大学祭で行う模擬裁判の準備のために裁判官や弁護士の先輩に助言をしていただいたり、全国組織の討論会に参加するなど、積極的に部活に励んで、多くの人や社会とのかかわりを持つようにしていました。遊びといえば登山をしたり、格安な三本立ての映画を見たりしていましたが、学内外で出会う人そのものが非常に刺激的でした。
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| 村上 |
私はボランティア活動に力を入れていて、福岡市近郊の福祉施設はほとんど回りました。ペンキ塗りやプール作りを手伝ったり、ミシンを使わないボタンの穴かがりなども習いました。また、国際キャンプでは泊り込みで関東や関西の施設に行き、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパの学生たちと活動を共にしました。何しろ英語しか使えないので、ずいぶんと訓練されましたが、その時の経験が今も生きていることは事実です。 |
| 長尾 |
就職を意識したのは大学二年の頃だったと思います。私は法学部だったので周囲の友人は法曹界や公務員の道に進もうとする者もいましたが、私は当時、産業立国・貿易立国として成長しつつある日本経済に貢献したいと強く思ったため、民間企業で働き、活躍することを志していました。 |
| 村上 |
私は古代史に興味があったので、考古学を勉強してエジプトやギリシャの発掘をしたり、好きな英語を生かしてアメリカ留学をしたいと考えていました。その後、一度通訳を体験して、西南学院大学に勤めるようになってからは英国のエディンバラ大学に二年間留学をしました。ある意味で、若い頃の夢は今、形を変えて実現したと思っています。 |

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| 長尾 |
次世代を担う人材の育成は、企業にとっても社会的責務だと感じています。そこで、西鉄グループとしてインターンシップに取り組んでおり、この夏も、当社をはじめ(株)西鉄ストア、西鉄旅行(株)、(株)西鉄シティホテルにおいて合計二十四人の学生を受け入れさせていただきました。 |
| 村上 |
本学では、インターンシップを「望ましい職業観や職業に関する知識・技能を涵(かん)養し、自己の個性を理解した上で、主体的に進路を選択できる能力・態度を育成するキャリア教育の重要な柱」と位置付けています。現状では単位を認定する正課教育ではなく、課外教育プログラムの一環として、就職課が主管部署となってその充実・拡大に努めています。学生はまずインターンシップの募集掲示を見て、希望する事業所や仕事内容に向けた参加申込書を提出します。その後、面接や学業成績等によって選考され、事前研修やオリエンテーションを受けた後に実習に入ります。今年は、春季二十四人(うち海外三人)、夏季六十五人(同一人)の合計八十九人を派遣しました。このうち、福岡県インターンシップ推進協議会を介して派遣したのは六十一人です。 |
| 長尾 |
当社では十五日間のインターンシップ期間中に、鉄道事業では天神大牟田線の福岡駅にて駅務員業務を、自動車事業では福岡市内の営業所にて事務員業務を体験していただいています。参加当初は不安げな表情をしている学生も、最終日には「せっかく仕事が楽しくなってきたところなので、もっと長く経験したかった」などと、大変ありがたいお言葉をいただいています。 |
| 村上 |
もともと、インターンシップを希望する学生の意識は高いといえますが、プログラムを修了した後はさらに一回り大きく成長したように見受けられます。感想を聞くと、「自分が描いていたイメージと実社会との比較ができて良かった」「コミュニケーションの大切さを実感した」など好評です。 |
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| 長尾 |
世の中のIT化がどんなに進んでも、結局、企業にとって最も重要なのは「人」です。人の力、人間関係、人と人が協力しあってチームで仕事をするということの大切さを学生に理解してもらえれば嬉しいです。また、意欲のある学生を職場に受け入れさせていただくことで、職場が活性化するだけでなく、既成概念にとらわれない若者の斬新な発想が大変参考になることもあります。そして、何よりも職場体験を通して当社の事業内容を理解・認知していただくことは、とてもありがたいことだと思っています。 |
| 村上 |
インターンシップを体験させていただければ、その企業に対する学生の思い入れもかなり強くなり、事業の理解を深めていただける人を増やすことにもつながるのではないでしょうか。受け入れ側にとってはご迷惑なこともあるかもしれませんが、学生が意欲を持ってインターンシップ制度に参加することは、長い目で見れば企業や社会にとってもプラスになるのではないかと思います。もちろん、インターンシップを社会人になるための準備期間として経験しておけば、就職してから「こんなはずじゃなかった」という進路選択のミスマッチも防げるはずです。 |
| 長尾 |
そのことは、社会全体として大変重要なことです。例えば、ニートの問題なども、一つには学生が自ら描いていた仕事に対するイメージと現実とのギャップがあるからだと思います。確かに仕事は楽しいばかりではありませんが、決して苦しいだけのものでもなく、人は仕事の中にやりがいを見つけて、そこに人生観や充実感を見出しているのです。インターンシップでそうしたことを理解した上で企業選びをすれば、働くことのやりがいや喜びも違ってくるはずです。 |

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| 長尾 |
これから社会に巣立つ皆さんには、常に好奇心を持ち、時には熱くなることも忘れずにいてほしいと思います。また、できるだけ多くの人と接して、世の中はさまざまな物の考え方を持っている人たちの集まりで成り立っているということを知ってもらいたい。そして、本をたくさん読むこともおすすめします。多くの書籍に触れることは人間性を豊かにし、物事を多面的視野から見る目を養うばかりでなく、個性や創造性を育むことにも役立つからです。 |
| 村上 |
インターンシップは将来の職業に向けて必要なものを準備するための貴重なチャンスです。せっかくのプログラムなのですから、短い期間に集中してできるだけ多くのことが学べるよう、心と体のアンテナを三六〇度張って、何でも敏感に吸収してきてほしいですね。 |
| 長尾 |
例えば海外旅行に行く前に、その国の歴史や文化、名所などほんのちょっと調べておくだけで、短い期間でも有効に使うことができます。それと同じように、インターンシップに参加する場合も、事前にその企業のことを少し勉強しておくだけでも手応えが違ってくるはずです。インターンシップで感じたことを今後の学生生活や就職活動にぜひ生かしていただきたいと思います。 |